中部の外郭都市の将来はⅡ



大多数の「大家さんの管理化」です。

この不動産屋さんに依頼ををすると早期客付けができる
 
ここからの続きです。
 
中部4県に網の目のように支店を置き、不動産仲介の基礎となる大家さん訪問行い
 
未取引の取引化を地道に行う。
 
新入社員は、200物件の取引化が最初の業務
 
4月~6月の閑散期は、朝から晩まで全員で大家さん訪問
 
日常的には、社員を半分残し半分は、大家さん訪問
 
この業務は、現在も形を変え続いています。
 
一方で、春と秋の2シーズンのテレビコマーシャルから365日
 
ゴールデンタイムにコマーシャルを行う
 
これもまた、現在まで続いております。
 
その結果もたらす効果は、
 
①集客力ナンバーワン
②売上業界ナンバーワン
③関連業種の底上げ(主に賃貸管理会社とリフォーム会社)
 
この結果、
大家さんの管理化につながってくるのです。
 
「ここに仲介依頼しなければ、お部屋が空いてします。」
 
「物件管理を関連会社に依頼すればいつも満室になる。」
 
しかし、物件管理や専任物件が膨大になり、仲介店と大家さんの力関係が
 
明らかに出てきてしまいました。
 
「家賃を下げなければ、決まりません。」
 
「お部屋の全改装をすると決まりが良くなりますよ。」
 
その仲介業者さんの言うとおりしないと干されてしまう
 
どうしても供給過多の地域は、値段勝負になってします。
 
名古屋を中心に岐阜、三重は、そう、ならざる負えませんでした。
 
最近までの豊田や岡崎は、まだ、一定家賃を取れていますが、
 
岐阜は、惨憺たるものです。
 
続きは、次回へ
 
 
 

中部の外郭都市の将来は



賃貸物件の供給過多の地域の賃貸市場の行く末は

過疎では無い地域ですよ。

人口16万の小都市に賃貸物件の供給が多くなるとどうなるのか。

また、その地域に大手の賃貸不動産会社の影響力も結びつき

大変な結果になってしまう。

また、大手賃貸不動産会社の企業行動にも寄ります。

①供給過多の要因

 相続税対策、資産運用当の営業トークで一世風靡をした昭和30年~50年に

突如として現れた建築リース会社

 特にこの中部で会社設立をして全国展開した大手2社や東海地方で中心に基盤を置く企業

忘れては成らない全国規模の大手2社とプラスアルファーのハウスメーカー

ただ、これだけでは、供給過多と現在の恐ろしい現状には、成りません。

②大手仲介業者の地道な企業活動

通常の不動産会社は、未取引の大家さんの取引化を積極的に行う事は、有りませんでした。

慣習にそった保守的な業種です。

ところが、中部で産声を上げたある会社は、全戸ローラー的に大量に訪問をします。

他の不動産屋さんが取引していようがお構いなくする。

専任での賃貸仲介であろうが関係も無く

この事が良いとか悪いとかが問題では有りません。

「縄張り」を持っていた不動産屋さんの悪しき慣習を脱却をする点では革新的です。

しかし、これを打ち崩して残るのは、

大多数の「大家さんの管理化」です。

この不動産屋さんに依頼ををすると早期客付けができる


続きは、次回へ

デフレ経済が退去を促進させるのでは。。。


最近の退去立会の傾向は

立会の最終結論の時

原状回復義するためのご説明をするにあたって

借主負担分は理解していているものの

金額提示をすると

納得できない旨のお話になってしまいます。

そして

金額交渉に入るケースが多々あります。

3年前と様変わりしているようにも思えます。

リーマンショック以降の

景気低迷が

この「住」の分野まで来ています。

お客様の退去理由に

固定費の削減のために退去をする

①中古戸建てを購入する

②家賃の安い物件に移る

③実家に帰る

三つとも上記理由です。

供給過多のこの地域では、日を追うごとに

安い物件が出てきています。

これが、退去に拍車がかかっているのでは。。。。